自分で車庫証明を取ろう(佐賀版)
保管場所使用承諾証明書はいらない

2016年1月追記
2011年7月26日

■ 2016年に車庫証明を取ったときの気づき

佐賀県警のWebサイト保管場所証明(車庫証明)申請書類にExcel形式が追加されていた。たぶん署員が手作りしたファイルで?含まれるマクロも「マクロの記録」をしただけのようだが、ありがたく使わせてもらった。以前と変更された点としては
  1. 運転免許証の住所変更にも住民票が必要だが新住所を確認すると住民票は返却されるので、そのあとで陸運事務所に行くべきだ(添付した住民票は返却されない)
  2. 金額は以前のままで変更されていない
  3. 日付は、書類作成日を記入するようになっていた
  4. 普通自動車の場合は申請して2日後に書類とステッカーが受け取れるが、車庫証明が無いと陸運支局の手続きができないことに気づいた
  5. 軽自動車の場合は申請と同時に書類とステッカーが受け取れる。軽自動車検査協会の手続きも車庫証明はいらないので1日で済ませられる
  6. 陸運支局・軽自動車検査協会の手続きは「住民票」が必要だが【個人番号マイナンバーが記載されていない住民票】しか使えない
  7. 車庫証明申請に書く氏名は「自動車の所有者」だ。妻の車の申請を夫がする場合は、妻の氏名を書く(委任状不要)
始まったばかりの個人番号マイナンバーだが、番号を知ってしまうと陸運支局や軽自動車検査協会の厳重な管理が必要となることや職員の軽率な行動などにも監視の目を光らせなければならないという理由で?【個人番号マイナンバーが記載されている住民票は不可】となっているのではなかろうか?。

■ ステッカーのはがし方・貼り方

ステッカーは車外車内どちらでも貼れるし、貼り方もステッカーに書いてあるが私はステッカーを車外に貼っている。私のやり方書いておく。

まずカッターなどで古いステッカーの端を浮かせて引っ張ってはぎ取る。すると円周の透明フィルムの部分と中心部の紙部分が残るはず。

紙部分はヘラなどを使ってできるだけこすり取り、ホームセンターで売っているシールはがし剤を使っている。注意書きを見ると「自動車には使わないように」と書いてあるが特に不具合はない(塗装部分には付かないようにした方が良いかも)。紙がしっとり濡れる量を塗布してしばらく時間をおいてから付属のプラスチックヘラでこするとはぎ取れる。これを何回か繰り返すときれいになる。シールはがし剤はチューブ式の方が使いやすいと思う。

円周の透明フィルムの部分はカッターの刃を当てて少しずつ削り取るときれいにはがれる。すべてきれいになったら濡れぞうきんで拭き上げる。以前洗剤を使ってさらにきれいにしたことがあったがステッカーがうまく付かなくて雨水が入ったことがあるので、その後はぞうきん拭きだけにしている。ディーラーの知り合いが居る人は、どうやっているのか聞くと良いかも知れない。
警察署で交付される車庫証明ステッカー
警察署で交付される車庫証明ステッカー
古いステッカーをはがす
古いステッカーをはがす


車庫証明をディーラーに頼むと手数料込みで8000円くらい取られるが,自分でやると2750円で済むので何度かやったことがある。面倒そうと思う人も多いが,慣れれば書類作成に30分,地元の警察署に2回行くだけだ(普通自動車の場合は申請と受け取りの2回行く必要がある、軽自動車の場合はすぐ発行されるので1回で済む)。

佐賀県警のWebサイトから申請書類が入手できる。佐賀県警のWebサイトは今どき珍しく手作り感いっぱいでとても身近に感じられる。トップページからたどる場合は「申請届出様式」→ 画面最下部の「申請・届出書等様式提供一覧へ」→ 交通規制課の所にある「保管場所関係」の順にクリックする。

■ 賃貸物件(アパートや借家)へ引っ越しをしたとき(普通自動車の場合)

あらかじめ準備するのは賃貸物件(アパートや借家,駐車場)の契約書だ。『(1) 賃貸物件所在地の記載してあるページ(たいてい駐車場1台分込みなどと書いてあるはず)』と『(2) 契約書の甲・乙(貸し手と借り手)・連帯保証人が書いてあるページ』をコピーしておく。

自動車保管場所証明申請書 ~ 添付書類(所在地・使用承諾書・自認書)の下の方にある「添付書類(3枚)」所在図・配置図及び保管場所の使用権原書等の中の「所在図・配置図」のページを普通紙に印刷する。ワープロ用データも準備されているのでワープロで作成しても良い。自分はシャープペンシルで下書きしてボールペンで清書したことしかないが,地図本のコピーなどを添付しても良いようだ。また試したことはないがネット上の地図を表示させてワープロファイルに貼り付けても良いのではなかろうか。

賃貸物件の契約書のコピーがあれば「保管場所使用承諾証明書」は不要だ。私も今まで知らなくて不動産屋にもらいに行っていたが手数料として1050~2100円取られる(良心的なところは無料のところもある)。ネットで調べていると大都市では数万円要求されることもあるようだ。そうしたぼったくりが横行するせいか最近は佐賀県警のWebサイトのように「保管場所使用承諾証明書(添付文書)又は駐車場賃貸契約書(写)又は駐車料金の領収書等」などと明記していることが多くなってきた。私も今回申請しようとしてネットで調べていたら「契約書のコピーでOKだった」という記述を見つけたので佐賀警察署で試したら契約書のコピーでも受理された。

自動車保管場所証明申請書 ~ 添付書類(所在地・使用承諾書・自認書)には「1ページ目/別記様式第1号(第1条関係)」「2ページ目/別記様式第1号(第1条関係)収入証紙貼付欄あり」「3ページ目/別記様式第3号(第4条関係)」「4ページ目/別記様式第3号(第4条関係)収入証紙貼付欄あり」がある。ワープロで作成して印刷して警察署まで持参しても良いが,警察署に行けば複写式の用紙をくれるのでその場で記入した方が手間がかからないと思う。

記入の仕方だが日付は記入せずに警察署まで持って行く(2016年にやったときは書類作成日を記入するように変更されていた)。申請時に2200円が必要である。佐賀警察署の場合通常2日後に車庫証明とステッカーが受け取れる(ステッカー代としてさらに550円必要)。引っ越しの場合は既に以前の古い車検証や車庫証明があるだろうから,それを見ながら記入することになるが,記入例として書くと「車名」=「ニッサン」,「形式」=「ZAA-ZE0」,「車台番号」=「ZE0-2368429(ハイフン以下の番号は車ごとに異なる)」,「長さ」=「444センチメートル」,「幅」=「177センチメートル」,「高さ」=「154センチメートル」,「自動車の使用の本拠の位置」=「佐賀市城内一丁目○番○号」,「自動車の保管場所の位置」=「同上」,「※ 保管場所標章番号」は通常記入不要(備考に詳細が書いてあるので該当するなら記入する),「佐賀 警察署長 殿」,「日付は書かない」(2016年にやったときは書類作成日を記入するように変更されていた)「住所・氏名・電話番号・押印などをする」,これ以下の欄は記入不要(下の方の保管場所・申請車両などの欄も無記入でも何も言われなかった)

車庫証明が取れたら佐賀運輸支局でも変更手続きが必要だ。住民票が必要なので市役所でもらっておこう(2016年にやったときは個人番号マイナンバーが記載されていない住民票のみしか受け付けないとなっていた)。認め印も必要なので忘れずに。 佐賀運輸支局に行く(受付時間は9:00~11:45・13:00~16:00 だが、書類記入の時間が必要なので受付終了30分前までに行くこと)。住所変更のときは4番窓口だ。機械の受付機で受付票を取って自分の番号が呼ばれるのを待つ。呼ばれたら窓口で必要なもの(古い車検証・新しい車庫証明・個人番号マイナンバーが書かれていない住民票・認め印)が揃っているか確認して、隅にあるORCシート自販機で書類を購入する。400円(住所変更の場合は自販機の2番の書類一式(変更登録セット)を購入、ちゃんと窓口で説明してくれるはず)。通常は記入見本やコード表などを見ながら自分で記入するが、不慣れな場合は窓口で教えてくれると思う。

記入したら申請の前に、隣の建物の佐賀県税事務所分室(自動車税担当)に行くように指示される。行くとまた書類を渡されるので、古い車検証を見ながら記入する。窓口に提出するとチェックの後、運輸支局で渡された書類に押印してくれるので再び運輸支局に戻って窓口に提出する。しばらく待てば新しい車検証ができあがるので間違いがないか確認して無事終了だ。

より詳しく知りたい人はGoogleで「車庫証明」と検索すればたくさんの情報が見つかるはずだ。

■ 賃貸物件(アパートや借家)へ引っ越しをしたとき(軽自動車の場合)

軽自動車の場合は正確には車庫証明でなくて『保管場所届出』だ。あなたが住んでいる地域によっては不要な場合もある。自動車保管場所届出書(変更)~ 添付書類(所在地・使用承諾書・自認書)を利用する。記入の仕方は普通自動車の場合を参考にしてほしい。賃貸アパートや駐車場を借りている場合は契約書のコピーでOKなのは同じだ。

他の管轄の警察署から佐賀警察署管内に引っ越ししたときなど(もしくは新車を購入したときなど)は自動車保管場所届出書(新規)~ 添付書類(所在地・使用承諾書・自認書)を利用するようだ。やったことがないので詳細は問い合わせてほしい。

軽自動車の場合は車検証の変更に軽自動車検査協会に行くことになる。申請書類はネットでも手にはいるが軽自動車検査協会(佐賀事務所)だと35円で買える。住民票が必要なのは同じだ(2016年にやったときは個人番号マイナンバーが記載されていない住民票のみしか受け付けないとなっていた)

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