フラッと門司港

■ 2000年8月23日

 今回はデジタルカメラのトラブルで取った写真の多くを消失してしまいました。なぜかカメラの16枚目を取ると,すべてがクリアされてしまい1枚目に戻ってしまいました。と,言うわけで今回は人のふんどしで相撲を取ります。

 唐津発,筑豊の田川伊田(たがわいた)までの乗車券を3440円で購入。唐津駅8:14発の普通列車で前原駅まで行き,乗り換えて博多駅に9:45着。駅弁を購入して,博多駅10:07発の快速に乗り,鳥栖駅10:39着。鳥栖駅10:58発の普通列車に乗り換えて九大線の夜明駅12:03着。夜明駅は大分県日田駅から久留米方面へ二つ目の駅です。夜明駅からは北九州市小倉駅に向かう日田彦山線が延びています。夜明駅12:23発の普通列車に乗り,田川伊田駅に13:24着。平成筑豊鉄道の田川伊田駅13:39発の列車に乗り行橋駅に14:30着(540円)。行橋駅14:00発の普通列車で西小倉駅に14:58着(450円)。とりあえず小倉駅まで行くつもりだったのですが,小倉城に行ってみようと思ったので,西小倉で降りました。

西小倉駅から歩いて小倉城に向かいました。入場料は350円でした。内部はエアコンも効いていて快適でした(天守閣だけは吹き抜けなのでエアコンはありませんが…)。お城は古い建物をそのまま使っている場合が多くエアコンは無い場合が多いのですが,小倉城は一端消失した建物を作り直したコンクリート造りなので,エアコンが完備されているようです。小倉城の隣では松本清張記念館もあります。私は以前入館したことがあったので,今回は立ち寄りませんでした。

その後,近くにある北九州市立歴史博物館にいきました。割と最近建てられた建物のようで(外見は年代もののように見えたのですが…)入ってみる価値はあると思います。

次に隣接した北九州市立中央図書館に入ってみました。夕方18:30頃に図書館を出て,街をウロウロし,適当な食事屋さんに入り夕食を食べました。この日は小倉に一泊しようと思っていました。泊まろうと思っていたのはカプセルホテルでした。


カプセルホテル探検

世のお父さん方の肩身が狭くなってずいぶん立ちます。家庭にも居場所が無い,会社にも居場所が無い,というこの時代,カプセルホテルは誰からも文句を言われることの無いオアシスです。しかも,礼儀知らずな若い女性やうるさい中年おばさんも入場できません(女性専用のカプセルホテルも存在します)。それではグリーンランド小倉に入ってみましょう。

カプセル宿泊は3800円(税別)です。入って靴を脱ぎ靴箱に入れ鍵をかけ,フロントに持っていきます。カプセルホテル内はすべてじゅうたん敷になっています。フロントで支払いを済ませると,ロッカーの鍵を渡されます。キーには70cm程のひもが付いていて首からかけられるようになっています。渡されたキーは5012番でした。渡されたキーと自分の荷物を持ってエレベータで5階に上がります。ロッカーは縦170cm×幅20cm×奥行き70cm程です。中にはガウンと短パン,ハンガー2個,クリーニング袋が入っています。荷物をロッカーに入れて服を脱ぎ,下着も脱いでロッカーの中に入っていたガウンと短パンをはいてロッカーの鍵を閉めます。2階の浴場に降りて行きます。

ガウンと短パンを脱いで使用済みボックスへ入れ,タオルが置いてあるので取って浴場へ。中には二つのかごが置いてあります。一つは三段になっていて一番上の段には洗濯済みのナイロンタオル,二段目の段には使い捨てひげ剃り,三段目には使い捨て歯ブラシが入っています。もう一つのボックスには一段目に使用済みナイロンタオル入れ,下の段には使用済みタオル入れとなっています。浴槽は12人位入浴出来るでしょうか。基本的にカプセルホテルはサウナなので,当然サウナもあります。

カプセルホテル内は三階にレストラン,仮眠室,リクライニングルーム,マッサージルームがあります。レストランは15人ぐらいが座ると一杯になる位の居酒屋のカウンター形式になっています。24時間営業だそうです。朝五時から朝食もやっているようです。仮眠室は簡単な布団が敷いてあり,寝られるようになっています。リクライニングルームは20ほどのリクライニングチェアーが置いてあります。


■ 2000年8月24日

次の日は朝八時頃にホテルを出ました。ロッテリアで朝食を済ませて,JR で門司港に向かいます。小倉駅8:34発門司港駅に8:52着。ココで最初のデジタルカメラのトラブルが起きました。門司港駅を撮った途端,すべてがクリアされてしまい写真の枚数が一枚目に戻ってしまいました。残念。JR 九州の特急などに置いてある情報誌 Please の八月号に「のんびりてくてくJR 九州ウォーキング,門司港レトロ&海底トンネル散策」という記事があったので,この通りに歩いてみることに決めていました。

9:00頃にJR門司港駅を出発門司港レトロを通り過ぎて甲宗(こうそう)八幡神社を見学し,関門海峡沿いを歩いてノーフォーク広場に着きました。門司はアメリカのノーフォーク市と姉妹都市だそうです。ココから古城山を登って世界平和パゴダに向かいます。車道を登っていくと国民宿舎めかり山荘に着きます。山荘のすぐ横を少し下ったとことに世界平和パゴダがあります(9:50着)。世界平和パゴダはビルマ様式の寺院で,第二次世界大戦の戦没者の霊が祭られています。入館料は100円となっていますが,この日は管理人はおらず箱の中に100円入れてきました。最近は訪れる人も少ないようで寂れた感じでした。

山を下る車道を歩いて行くと途中に源平壇ノ浦合戦の陶板壁画展望所があります。ココからは山道に入ると小鳥と花の道があります。途中に小鳥に関する質問があるのですが,答えがどこにあるのか分からなかったのでちょっと残念。しばらく歩くと和布刈塩水プールのそばを抜けて関門海峡に出ます。海峡沿いには観潮遊歩道があります(10:30)。関門海峡を眺めながら歩きます。五分ほど行くと関門トンネル人道入口があります。エレベーターで海抜マイナス50mに降りて,780mのトンネルを歩いて渡れます。歩行者は無料です。

関門人道トンネルを渡って,下関側に出ました。すぐ目の前に壇ノ浦砲台跡や,みもすそ川公園があります。ココで二回目のデジタルカメラのトラブル発生。また写真が一枚目に戻ってしまいました。仕方が無いので一旦乾電池を抜いて,完全にリセットしてから写真を取り始めます。


関門トンネル人道

 再び関門人道トンネルを渡って門司港側に戻ります。

関門トンネル人道入口

 関門トンネル人道入口まではエレベータで上がります。


関門海峡

 海の難所だけあって,複雑な海流が発生してました。

和布刈神社

 旧暦の大晦日深夜から元旦の干潮時にわかめを刈るという行事が行われる和布刈神社です。台風で海岸沿いが壊れていて,寄付を受け付けていました。


関門海峡

 関門海峡

橋桁を見上げる

 橋桁を見上げる


関門橋

 関門橋

ノーフォーク広場

 ノーフォーク広場(12:00着)。門司港はアメリカのノーフォーク市と姉妹都市だそうです。


門司電気通信レトロ館

 門司電気通信レトロ館(12:40)。電話機の歴史や交換機などの見学が出来ます。

出光美術館(門司)

 出光美術館(門司)。主に陶磁器が展示されています。2000年4月にオープンしたばかりです。


ブルーウィングもじ

 人道専用の跳ね橋「ブルーウィングもじ」です。

ブルーウィング

 ブルーウィングは一日に何回か跳ね上がります。


国際友好記念図書館

 国際友好記念図書館

旧門司税関

 旧門司税関。内部は改装されて,コンサートや展示会などが行われます。


門司港地ビール

 門司港地ビール。ココで昼食を頂きました。ボイルソーセージをつまみにして,地ビールを三種類を飲み比べました。

ショップ街

 ショップ街。土産物屋などが並んでいます。


ショップ街

 ショップ街

門司港駅

 門司港駅。15:30分頃着きました。


門司港駅2

 門司港駅15:37発の快速で,帰途につきました。


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