「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない。」(『放浪記』,林芙美子)
■ 2000年10月3日
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博多11:05発西鹿児島行きのつばめで出発しました。 |
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西鹿児島駅14:52着。駅前から市電(160円均一)に10分ほど乗って水族館前で降り,10分ほど歩いて「いおワールドかごしま水族館」に向かいます。入場料は大人1500円です。「いお」とは鹿児島弁で「さかな」のことらしいです。 |
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11:00~11:20,13:30~13:50,16:00~16:20の三回いるかの時間が開催されています。タイミングが合わずにぶれました。 |
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タイミングが合わない~。 |
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プールサイドをお腹で滑るいるかさん。17:30頃に水族館をあとにして,20分ほど歩いて鹿児島の繁華街「天文館」に戻ります。黒豚料理専門だという,「あぢもり」でロースカツ定食+生ビール(2000円ほど)を頂きました(市電「天文館」で下車,「天文館G3」という一番大きなアーケードを通り抜けて250mほど直進)。カプセルホテルにでも泊まろうと思い,ガイドマップに載っていたカプセルホテルに行ったのですが,当分お休みしますの貼り紙が貼ってありました。仕方が無いので繁華街をウロウロしていたら24時間サウナ(カプセルも有り)を見つけたので泊まることにしました。一泊3800円でした。 |
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門司港に行ったときはデジカメのトラブルで写真がパーになったので,性懲りもせずに今回は写真を撮ってみました。 |
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カプセルルーム。 |
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パネルにはライトやテレビ・ラジオのスイッチ類があります。 |
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上部にはテレビが付いています。 |
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遮音性は良くないのでいびきをかく人がいたりすると気になります。 |
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■ 2000年10月4日
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翌朝7:30頃にカプセルホテルを出て,マクドナルドで朝食を取り20分ほど歩いて昨日行った水族館の隣にある桜島行きのフェリー乗り場(桜島桟橋)に向かいます。フェリーは24時間運航で,大人片道150円です。真夜中は一時間おき,その他の時間は10~15分おき位に出ています。 |
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フェリー。船は5~6隻ほどあり,二階または三階建てになっています。最上階は客室で,それ以外は車を積みます。 |
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桟橋 |
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こちらの船の出航と同時に,もう一隻のフェリーが入港してきました。 |
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フェリーにはうどんそば屋がありました。たった13分の船旅ですが,車で乗船してきた職人さん風の方が腹ごしらえしていました。 |
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桜島が近づいて来ました。この日は雲が多くあまり良く見えません。 |
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フェリー着場の一階はバスセンターになっています。鹿児島側を出るときに定期観光バスが出ているとあったので,9:30発の定期観光バスのチケット(1700円)を買います。所要時間は三時間ほどです。この日は平日だったので客は八人ほどでした。中には韓国または中国人風のカップルの方もいました。新婚旅行でしょうか?。バスはまず湯平展望所に向かいました。 |
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展望所から鹿児島側のフェリー発着所を望む |
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展望所から桜島を見る。このときは雲が多くてよく見えません。桜島はまだ噴火しているので頂上までは登山できません。この展望所が最も頂上に近くまで近づけるところです。 |
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砂防ダム。今でも噴火している桜島はいつ被害が出るか分からないので,この日も工事が行われていました。この後,再びバスに乗り桜島を半周ほどして埋没鳥居に向かいます。 |
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途中で昭和溶岩(昭和になっての噴火で噴出した溶岩)を通りました。 |
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埋没鳥居。ココではバスの中から見ただけなので写りが良くありません。分かりますか?。詳細はこちら |
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有村展望所 |
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有村展望所 |
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有村展望所にある避難壕。この後桜島ビジターセンターに行きます。ビジターセンターでは10分ほどのビデオと展示がされています。 |
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ビジターセンターから見た桜島。雲が晴れてきました。この後桜島フェリー発着場に12:00に戻ってきました。再びフェリーで鹿児島側に戻ります。 |
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遠ざかる桜島をフェリーから見る |
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遠ざかる桜島をフェリーから見る |
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市電に乗って天文館に戻り,ガイドブックで紹介されている「和田屋本店」でラーメンを頂きました(市電「天文館」下車,天文館アーケード「にぎわい通り」)。歩いて「維新ふるさと館」に向かいます。途中で見た大久保利通像。 |
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維新ふるさと館。西郷隆盛や大久保利通を中心として,明治維新の志士達を紹介しています。見る価値はあります。 |
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かごしま近代文学館・メルヘン館。近代文学館では鹿児島ゆかりの作家(海音寺潮五郎,林芙美子,椋鳩十,梅崎春生,島尾敏雄,向田邦子)他の紹介がされています。おすすめします。メルヘン館は小さな子供と入るには良いでしょうが,大人だけではつまらないかもしれません。近代文学館300円,メルヘン館300円,共通券は500円です。17:30頃に出ました。 |
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ガイドブックで「さつま路」という郷土料理の店を見つけたので入りました(天文館アーケードを直進150m,「四つ目の角になるはず→」左折して100m)。2000円の田舎定食を頂きました。きびなごの刺身(酢味噌で),ぬた,とん骨(豚肉と根菜類の味噌煮),薩摩揚げ,薩摩汁,さつまいも入り粟ご飯などです。
この日も宿代は安くあげようと思っていたので24時間サウナでごろ寝をすることにしました。時間が早かったので(それでも19:00頃)映画を一本見て,10:00頃にサウナに入りました。寝てしまおうと思ったのですが仮眠室利用料730円と書いてあったので(普通は別料金なんて取らないぞ!)やめにして,ソファーで雑魚寝しました。夜遅くまで起きている人たちが居てよく眠れませんでした。
■ 2000年10月5日
朝7:00前に宿を出て,市電で西鹿児島駅に向かいます。売店でサンドイッチと牛乳を買い朝食を済ませます。7:20発の普通電車で指宿駅に向かいます。
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指宿(いぶすき)駅8:43着。徒歩で砂むし会館に向かいます。徒歩18分ほどでした。商店街を通ったのですが,寂れた感じでした。 |
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砂むし会館「砂楽」。入浴料は800円+貸し浴衣100円+販売タオル100円です。鍵付きのロッカーがあるので荷物と着物を入れ,裸になって浴衣を着ます。タオルと備え付けのサンダルを持って屋外に出て,歩いて砂浜まで降ります。砂かけのおばさん達がいるので,指示に従って砂の上に横になります。するとおばさん達が手際よくスコップで砂をかけてくれます。通常は10~15分ほど横になります。温湿布をしているような感じで温まります。 |
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砂むしは海岸沿いの砂浜で行われます。海岸沿いの三列のよしずの下が砂むしの場所です。縦横10m程の区画が五つほどあり,客の人数によって使い分けています。砂は定期的に90℃の温水を張って消毒しているそうです。 |
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青いビニールシートで覆われた休止中の区画。砂むしの後は砂むし会館に戻って浴場で一風呂浴びます。 |
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あわただしく指宿駅まで戻り10:18発の快速列車で西鹿児島まで戻ります。西鹿児島駅11:18着。 |
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西鹿児島駅前にある維新の志士。駅前の手打ちそば屋さんで昼食を食べて(700円)市電で鹿児島市立科学館に行きました。 |
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鹿児島市立科学館400円。プラネタリウム500円もあったのですが,時間が無くて見られませんでした。13:40分頃に科学館を出て市電に乗って西鹿児島駅に戻ります。 |
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市電 |
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西鹿児島駅。14:25発のつばめで帰途に着きます。博多18:15着でした。 |
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