2006年引越し記録
- これは2006年春に引越しをしたときの記録である -

2006年6月15日

■ はじめに

教職員は定期的に異動がある。基準は(たしか)同じ学校に七年間の勤務で,それを超えるとそろそろ異動ということになるが,たった一年間で異動になってしまうこともある。そのため十二月下旬から一月上旬になると異動希望調査票を書かされる。留任・異動・退職の中から自分の希望を書くことができるが希望どおりにはならないこともある。異動希望調査票を元に三月中旬くらいに打診があって終業式くらいに正式内示ということになるが,打診されていた学校とは全く別の学校に異動になってしまうことも多々ある。そのため突然引越しをしなければならないことがある。私は何度も引越しをしているのでだいぶ慣れてきたが,それでも突然の引越しとなると色々なことを短期間でやらなければならないために負担は大きい。年休が取れれば良いが三月・四月は忙しく年休を取ることが出来ず,土日曜だけで引越しの準備をしなければならない。

■ 2006年3月27日(月)

異動に伴い引越しをしなければならなくなる。それまで住んでいたのは教職員住宅だったので管理する学校に問い合わせると引越し先が決まり次第速やかに退去して欲しいとのことだった。教職員住宅は家賃は安いが(一般教員用は5,000円くらいで校長用は数万円くらい)突然引越ししなければならなくなるので困る。

■ 2006年3月27日(月)から数日間

とにかく引越し先を見つけなければならない。今までは佐賀市周辺が勤務先で佐賀市在住だった。新しい勤務先は唐津市であるが,生活の基盤は佐賀市においておきたかったので通勤のことを考えて佐賀市北西部に新居を探すことにした。まずネットで佐賀市の不動産情報を探す。最近は不動産情報がネットで検索できるので利用する。深夜でも住まい探しができるので便利だ。間取りと大まかな住所だけしか分からないこともあるが,不動産屋によっては正確な住所やアパート名・外観写真も掲載されていることもあるので不動産屋に行く時間が取りにくい利用者にはとても便利だ。

佐賀県不動産サーチネット若草不動産若松商事不動産

ネットでも情報は得られるが,不動産情報誌のページをめくりながら探すのも色々分かって勉強になる。佐賀では佐賀あぱなびという情報誌をよく見かけるので書店で購入した。

ネットと情報誌である程度絞り込みをして夕方から夜にかけて実際にアパートを見て回った。大体の住所は分かるしアパート名まで載っている場合もあるので立地条件や外観を見て回った。日中は仕事だし不動産屋も夕方には閉まってしまい行くことができないので,夜の七時くらいから十時頃まで物件を見て回った。今回はある程度住みたい場所が決まっていたのでその地区を回った。空き室があるアパートの多くは「入居者募集」ののぼりや貼り紙がしてあり,連絡先不動産屋の電話番号も書かれている。そうした情報も参考にして実際に行く不動産屋を決めた。

それと平行してスーパーやホームセンターで段ボールをもらって回った。引越し業者が決まれば無料で段ボールをもらえたりするが,まだ引越し先も決まっていない。しかしあまり時間が無いので早めに荷造りを始めておきたい。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年3月29日(水)夕方から夜にかけて

仕事帰りに不動産屋によって四ヶ所の物件を見せてもらう。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年4月1日(土)日中

別の不動産屋を回っていくつか物件を見せてもらう。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年4月5日(水)夕方から夜にかけて

年休二時間を取って不動産屋に行く。最初に行った不動産屋の別の物件を見せてもらい,そこに引っ越すことに決めた。あまり数多くの物件を見ることは出来なかったが時間もあまりないので仕方がない。引越し先は旧住所から車で3~4分のところになった。家賃58,000円(駐車料・共益費込)の3DKである。不動産屋から「契約書を作るので引越しの日にちが決まったら教えて欲しい」とのこと。次は引越し業者を決めなければならない。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年4月8日(土)

前日までに電話帳でいくつかの引越し業者を選んで見積もりの依頼をしておいた。今日明日と三社に自宅に来てもらって値段を見積もってもらう予定。大手や地元の業者を取り混ぜて見積もりをしてみた。

二社は電話での見積もりになった。さが引越サービスは1トントラックで15,000円の見積もり。クロネコヤマトは40,000円の見積もりだった(ネットでの見積もりもできるが今回は電話で見積もりしてもらった)。以前引越しをしたときは2トントラックだったので,1トントラックの見積もりをしたさが引越サービスは外すことにした。

実際に家まで見積もりに来た三社はひっこし専門佐賀センター32,000円,ハート引越センター52,500円,深川運輸28,000円だった。結局最安値の深川運輸に2006年4月15日9:30引越し開始でお願いして,その他の業者にはお断りの電話を入れた(それが礼儀だものね)。

引越し日が決まったので不動産屋に連絡して契約書を自宅まで郵送してもらうことにした。その後佐賀市役所に行って証明書自動交付機で住民票を取得する(不動産屋提出用)。夜間や土日でも発行できるので便利。佐賀市民カードを作っておいて良かった。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年4月11日(火)

自宅に契約書が到着。引越しまであまり日にちが無いので必要事項を記入して保証人になってもらう父へ郵送する。佐賀中央郵便局の夜間受付に持って行き速達で郵送した。翌日の昼頃には届いたようだ。保証人にも記入してもらい印鑑証明とともに速達で送り返してもらうつもり。

ついでに郵便局で「郵便物転送依頼はがき」をもらって記入して郵便ポストに投函した。何度も引越しのときも利用したが,最近のものはNHKへの届け出も同時にできるようになっていた。郵便局も民営化されて色々提携するようになったのだと感じた。夜の時間を利用して荷造りをする。

※追記 2009年3月になってe転居というサービスがあることを知った。利用にはクレジットカードが必要だが便利そうだ。

■ 住所変更の手続き

できるだけネットを利用しようと思う。それができない場合は電話を利用するつもりだ。ネットで検索してネット手続きが可能か調べた。

旧住所でも水道は佐賀市水道局だったが,ネットでの変更手続きはできなかったので,電話で転居先を伝えて手続きをした。従って一度も窓口には行っていないし書類も郵送していない。旧住所・新住所ともに佐賀市水道局だったので手続きは簡単だった。

旧住所のガスはグロリアガスだが四月分だけは現金で徴収するということだったので引越し日の4月15日9:00頃に集金に来てもらうことにした。新住所のガスは江藤産業だが電話をすると引越し日の4月15日の15:00くらいにガスの開栓と口座引き落としの書類をもって尋ねますということだったのでお願いした。

電気は旧住所・新住所ともに九州電力である。Webで申込みが出来たので利用した。ただし領収書などに書いてあるお客様番号が必要なのであらかじめ調べておこう。窓口には行っていないし書類も郵送していない。と思ったが電話で手続きをしたのかも知れない(忘れました)。

電話はNTT西日本のページからネット利用で手続きをした。後日職場に電話で確認があった。窓口には行っていないし書類も郵送していない。と思ったが電話で手続きをしたのかも知れない(忘れました)。

NHKから郵送されてきた住所変更届けの返信はがきを利用して手続きをした。窓口には行っていない。

新聞は電話で住所変更を連絡した。

全部口座引き落としだったので手続きや電話連絡は簡単だった。しかしこれ以外にも住所変更の手続きをしなければならないものがたくさんあったのを忘れていた。これだから引越しは大変だ。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 旧住所の退去手続き

管理する学校の事務室に退去届けを出して手続き完了。汚れが無いのでふすまは張り替えしなくて良かった。業者にまかせると高いので障子は自分で張り替えた。トイレのくみ取りを業者に電話で依頼して,後日新住所に集金に来てもらった。夜の時間を利用して荷造りをする。

■ 2006年4月13日(木)

年休一時間を取って早めに帰宅したが,引越し日が迫ったというのに父からの契約書の郵送が間に合わない。仕方がないので不動産屋に電話して事情を話す。契約書の提出は後回しでも良いので,敷金や家賃だけ支払ってもらえればアパートの鍵を渡しますとのことだった(敷金4ヶ月分と家賃1月分と不動産屋手数料とアパート保険などで40万円ほど)。事前に準備しておいたお金を持って不動産屋まで行き,アパートの鍵を受け取った。自宅に戻り掃除用具をもって新住所の掃除をしにいく。

■ 2006年4月14日(金)夜

あらかじめパソコンや液晶テレビ・DVD+HDD付ビデオデッキ・コンポなど精密機器を自分で運んでおく。

■ 2006年4月15日(土)

引越し日というのにあいにくの雨。9:00にガス屋さんが来て四月分のガス料金の精算をする。9:30に引越し業者が来る。2トントラックと三人の作業員。昼頃には引越し作業完了。荷物の片付けの合間に近くのコンビニの公衆電話から旧住所の畳替えの見積もり依頼の電話をする(佐賀の畳屋さん一覧)。NTT西日本への連絡が遅れたため新住所で電話が使えるのは明後日(2006年4月17日)になってしまったためだ。電話帳で調べた畳屋さんから三社に見積もりを依頼した。

その後,新旧住所のご近所に菓子を持って引越しの挨拶に回る。少々面倒でも近所づきあいは大切だと思う。

17:00に旧住所に戻って野田たたみに見積もりをしてもらう。18.5畳を切り上げて19畳×3,500円で見積金額は66,500円。

■ 2006年4月16日(日)

15:00に佐賀畳工業に見積もりしてもらう。18.5畳×3,500円で見積金額は64,750円

15:30に川原田畳工業に見積もりしてもらう。18畳×3,200円+0.5畳×2,240円で見積金額は62,832円のところ62,000円にしてくれた。川原田畳工業にお願いすることにして,他社にはお断りの電話をする。旧住所の掃除もしなければならないので19:00に再度旧住所で待ち合わせて鍵を渡す。畳替えを済ませて4月18日(水)の18:30に鍵の返却と支払いをすることにする。

■ 勤務先への住所変更届・通勤方法変更届け

学校の事務室に申し出て,必要書類をもらって記入して提出した。住民票が必要だった。住宅補助の絡みでアパートの賃貸契約書や領収書も必要だった。

■ 2006年4月23日(日)

朝9:00に佐賀市役所まで行き転居届を提出する。日曜日に開いているのでありがたい(佐賀市役所日曜窓口)。

そのあと日曜日でも開いている佐賀銀行大和町支店ジャスコ大和出張所に行く(佐賀銀行よくあるご質問・困ったときに)。しかし佐賀銀行は支店ごとに住所変更届けを書かなければいけないので面倒くさい。私は佐賀銀行の口座などを三つの支店に持っているので住所変更届けを三枚も書かなければならなかった。そのときに多額の通帳の残高をみた行員が投資信託を勧めたが,また新たな口座を作った方が良いと言ったので「何枚も住所変更届けを書くのは大変だ!!!!」と言ったら「佐賀銀行の頭取にでも言わなければシステムは変えられません」と言っていた。同一銀行なのだから住所変更届は一枚で済むようにして欲しい。

今後は毎月の家賃は銀行振り込みをしなければならない。しかし営業時間内に銀行の窓口に行くのは難しい。そこでネットバンキングの申込みをした。佐賀銀行ATMなどのそばに申込書類がおいてあるので,持って帰って記入して郵送すれば良い。銀行の窓口に行かなくて良いので便利。さぎんインターネットバンキング

■ 2006年4月中旬から下旬

思いつくものは住所変更手続きをしたつもりだったが漏れが多数あった。たいてい郵便物が転送されてきて「あ,忘れてた」と気がつくことが多かった。

  1. 置き薬…置き薬の連絡先に新住所を伝えて今後はそちらに来て欲しい旨伝えた。
  2. 生命保険…ジブラルタ生命を利用
  3. クレジットカード会社…イオンカードから住所変更の手続きをした。フリーダイヤルは 0120-050-011
  4. マイライン…電話で住所変更手続きをしたがMyKDDIを利用してもよかったようだ
  5. 骨髄バンク…住所変更専用はがきで手続きしたが骨髄バンクを利用してもよかったようだ
  6. O-NET…郵送で住所変更手続きをした
  7. フォスタープラン…Web手続きができないか調べたが分からなかったのでメールで問い合わせしたら自動返信メールが返ってきて,住所変更はメールでできると書いてあったので住所等をメールで送信した(セキュリティ上はあまりよろしくないけど)。
  8. BIGLOBE…Web上で住所変更をした
  9. ウイルスバスター…Web上で住所変更をした

■ 2006年5月ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークを利用して新居の荷物整理をしていたら,カーテンレールが変形していてカーテンが閉まらないことに気づいた。生活には困らないがそれ以外にも気がついた箇所があったので,デジカメで撮影してワープロに貼り付けて印刷し,不動産屋に持って行き事情を話して修繕してもらうことにした。5月20日(土)に業者がカーテンレールの修理に来ると言うことだった。ココから引越すときに敷金の返還でトラブルになりたくないのでハッキリしておくのがベストだと判断しての行動であった。

カーテンレールの変形
カーテンレールの変形
フローリング床の傷
フローリング床の傷

和室とダイニングキッチン間の敷居の傷
和室とダイニングキッチン間の敷居の傷
台所の流しの横の床の赤いシミ
台所の流しの横の床の赤いシミ

風呂場の扉下の敷居の傷
風呂場の扉下の敷居の傷

■ 2006年5月8日(月)

学校行事の関係でこの日はお休みだった。自動車免許の住所変更と車庫証明の申請に行く。ディーラーにまかせると結構な金額を請求されるので,私は自分で手続きをすることが多い。事前にネットで情報を探すと佐賀県警察本部申請・届出書等様式提供サービスの中にある交通規制課〔保管場所関係〕が見つかる。様式をダウンロードして一太郎で記入して申請書を作成した。

警察に行く前に,不動産屋で駐車場利用承認書を書いてもらう。一枚の紙切れで記入する箇所もそんなにないので1,050円も取られた。佐賀警察署に行って免許証住所変更ののち車庫証明の申請書を出す。ところが間違えて事前に一太郎で作成していったのとは違う申請書を利用しなければならなかったことが判明する。仕方ないのでその場で申請書をもらってペンで記入して手数料2,200円とともに提出する。発行は5月10日ということだった。

このとき窓口の人に佐賀陸運支局でも住所変更届けをしなければならないことを聞かされる。5月15日(月)もお休みなのでこの日を利用することにして,この日は帰宅した。

■ 2006年5月15日(月)

この日も学校行事の関係でお休みだった。朝から佐賀警察署に行き車庫証明を受け取る。このときにもステッカー代550円取られる。合計車庫証明関係で3,000円ほど取られた。手数料が高いのでは無かろうか?。警察も民営化して手数料の値下げをするべきかもしれない。競争原理が働かず,とかく公務員の絡むことは手数料が高いように思う。

その後,佐賀陸運支局に行く。窓口で尋ねて申請書類一式を自販機で購入して必要事項を記入して提出。陸運支局隣にある県税事務所分室に回り書類を提出して,再び陸運支局に戻って書類提出。しばらく待って証明書を受け取った。所要30分くらいだったろうか。

■ 2006年5月17日(水)

翌日からの九州中央病院の1泊2日人間ドック2006年5月18日(木)~19日(金)に持って行こうとして健康保険証の住所変更をしていないことに気づいた。健康保険証がないとどうにもならないので人間ドックが終わった後で住所変更の届けをした。

■ あ~疲れた

社会人となってから今回は五回目の引越しである。それにしても毎回大変な労力を要する。今回これをまとめておいたので次回引越しをするときは参考になるだろう。

 トップページに戻る