建具ガラス戸の割れたガラス交換
ガラスの端は鋭いので手を切ることがあります。必ず長袖・長ズボンに軍手をつけ,子供を近づけないように作業してください。
子供が水筒を振り回して建具のガラス戸のガラスを割ってしまった。ネットで調べると出張修理に8,000~16,000円かかるようだ。しかし材料費(ガラス板代)は数千円で,残りは技術料と出張料だ。なんとか自分で修理できないか調べてみた。
まず割れたガラスの種類を調べる。すると業界で型板ガラス(梨地,なしじ)厚さ 2 mmと呼ばれるらしいと分かった。次に建具ガラス戸から割れたガラスを外せるか調べる。
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割れたガラス戸,下から2段目を割った。写真左が上部(天井側) |
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ねじを外して |
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枠を弓なりに持ち上げると外れる。正方形が横に3つ分がガラス1枚(26.5×85.1 cm) |
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外した木枠の裏側,床面に近い方が少し長さが長い |
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だいぶ調べて試行錯誤した結果,一番上段の位置(写真の青い線の位置)からしかガラスを外せないことに気付いた。 |
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説明図 |
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型板ガラスをネットで購入しようかとも考えたが,地元のガラス店に電話して「型板ガラス,梨地(なしじ),厚さ 2mm,26.5×85.1 cm」をお店まで取りに行くので,いくらか聞いたら1260円だというので購入した。
建具から割れたガラスを外して下から3段目→下から2段目,下から4段目→下から3段目のように順送りにして一番上の段を空ける。割れたガラスは新聞に挟んで金槌で叩いて小さな破片にしてから新聞紙でくるんで透明なビニール袋に入れ,「危険,割れガラス」とはり紙して燃えないごみの日に出した。
木枠をすべて外してガラス板を隙間なく下方向に詰めてやると(下の写真の青い線の所に隙間があると,最上段のガラスをはめることができない),何とか最上段のガラスをはめることができる。
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あとははめたガラスをスライドさせて,青い線のところに隙間を空けて,枠の凸凹がピタリとはまるようにしてからネジを締めれば完成だ。ずいぶん安く修理できた |
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